アステリアの王子ディストール(主人公)は8年もの間、隣国バルトラージュで人質として屈辱的な日々を過ごした。一緒に人質として送り出された母も不遇の内に死んでしまう。以来ディストールは大切な人を守る事が出来るよう剣術の稽古と知識と教養を養う努力を続けた。<br />
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しかし、故国に残してきた義理の妹クーナが魔王を封印する為の『聖女』に選ばれた事を知る。『聖女』は命と引換に魔王を封印するのだ。 最愛の義妹をも守る事の出来ないディストールは、己の無力さを悟る。<br />
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そんなディストールの前に黒衣の美少女が『魔女』だと名乗り現れる。 『魔女』はナークを救う為の強大な魔力と引換に2つの条件を課した。 ひとつは、バルトラージュを侵略し『王家の秘宝』を手に入れること、 そしてもうひとつは、イリーナ姫を陵辱することだった。