長い間 私に染み付いた穢れは落ちることなく<br />
持て余した身体は、また不純な関係へと私を導こうとしていた――<br />
<br />
優しかった義父は、もう、いない。<br />
毎日のように義父に抱かれている。<br />
――このままずっと、お義父さんのモノになり続けるしかないのかな。<br />
<br />
歪んだ関係。<br />
すさんだ日常の情事に慣れてゆく。<br />
<br />
幸せだったあの頃の私ももう、いない…。