竜の国 『ドラグンダーラ』。<br />
かつてこの国を治めた竜は、時間の流れと共に姿を消し、今では人と容姿変わらぬ末裔たちが暮らしている。<br />
<br />
――そんな国の王女、カチュア。<br />
彼女は国のしきたりに従い、最高騎士の称号 『竜騎士』 を得る旅を終え、愛する王と王妃、そして許婚の待つ王国へと戻ってきていた。<br />
<br />
しかしカチュアを出迎えたのは、荒廃したドラグンダーラ城と無数の屍。<br />
驚愕と混乱の中、城内で竜に襲われていた侍女のアンナをかろうじて助け出すも、事情を聞き出す間もなく彼女は失神してしまう。<br />
<br />
呆然と佇むカチュアの前に現れたのは――魔族。<br />
ギニョルと名乗るその魔族は、慇懃な口調で自身が世界征服を企む魔王の命令でドラグンダーラに攻め入ったと告げる。<br />
そしてそのために、王国の人々を古の契約により竜へと変貌させ、竜になりきれなかった者たちを犯させ、殺させたとも言ってのけた。<br />
それを聞いたカチュアは激昂しギニョルに斬りかかるが、魔族の持つ圧倒的な力の前に武器を破壊され、一時は負けを認めてしまう……<br />
<br />
だがそんな彼女に、ギニョルは戯れに取引を持ちかける。<br />
「7日間、私の命令を全てやり遂げる事ができたなら。王や王妃をお返しし、竜に変わってしまった国民も元の人間に戻して、私たちは退却しましょう」<br />
<br />
自ら相手に勝ちの可能性を持たせるかのような発言に、何か裏があるのではと疑心に駆られるカチュア。<br />
だが他にギニョルに抗う術を持たない彼女は、その条件を飲むしかない。<br />
<br />
そしてその瞬間から、家族の命と騎士としての誇りをかけた、<br />
カチュアの淫姦地獄がはじまる――!