学園の昼休み。 堅苦しい授業から解放された生徒達が、友人達と楽しく語らい食事を取る時間である。<br />
そんな時間を 斉藤拓真 は人気のいないトイレの個室で過ごしている。<br />
根暗でオタクな拓真はクラスで孤立してしまっている為であった。<br />
みじめな学園生活を送っている拓真だが、ふとしたことから同じクラスの伊藤恵に恋をしてしまう。<br />
誰にでも明るい笑顔を向ける恵を見て、拓真は恵への独占願望を強めていく。<br />
友達すらできない拓真のコミュニケーション能力では彼女を作る術などないはずであったが、ネットの徘徊で偶然手に入れた催眠音を使用してみようと考える。<br />
ありったけの勇気を振り絞って恵に声をかけ、催眠音を聞かせることに成功する。<br />
放課後、人気のない教室で恵を待つ拓真。 教室の扉が開く。<br />
そして拓真の待ち望んでいた世界がはじまるのであった。<br />