愛と憎しみの惨劇により、炎に包まれた 『幻夢館』。<br />
館が炎上してから三ヶ月……当事者である探偵・木戸悟は生き残りである渡瀬望、事務所の社長である中山芽衣と共に悠々自適に暮らしていた。<br />
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大好きな木戸に優しい言葉をかけられて探偵事務所へ来た望。<br />
しかし、木戸にとって自分は本当に役に立っているのだろうか? ここに居場所はあるのか? 本当はただの情けで呼んでくれたのでは……<br />
自問自答を繰り返す中、木戸は望のすべてを受け入れるのだった。<br />
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芽衣はその光景を目にし、なんとも言えない日々を送っていた。<br />
その思いに望が気付き、後押しされる形で木戸に自分の気持ちを伝える芽衣。ついに念願の木戸と結ばれることになるのだった。<br />
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…しかし、それが新たなる物語の始まりになる事は、誰も予想出来なかった……。<br />